風邪後日談
風邪が「すっきり4日間で回復!」と書いた・・とはいえ・・・なかなか「すっきり回復」するにはもうちょっと時間がかかった。
3日、7日、10日の波・・・というが、まさにその通り!肩、首、背中・・・の痛みは以前よりはっきりしているが、減ったものではない・・・眼の疲れ・・・がかなり残った。レッスン中、止まらなくなくなる咳も経験した。(大丈夫ですか?先生)と言われると「はたして来週のレッスンはこういう事なく行けるだろうか・・・」と思った。
10日たった今朝初めてシャワーを浴びた。違和感なし・・・ここまではスケジュールをこなしたり音楽会に行ったりパーテイーに行くのに!?膝湯、おへそまでの熱い湯、いろいろ恩恵にあやかった。その度に体の芯から「ああ〜」と緩む思いは忘れられない。
時々「このままずっと・・・」という不安感に駆られたことも事実だ。「病気だから」とこちらでの習慣であるほっぺたに両方キス・・・をしないようにした。
人々の頭のなかにある新型インフルエンザへの恐れは多大なものがあり、そうであるかどうかは本人もして知らずであるが「je suis malade..」(病気です)というと10人中10人、100%人々が飛び退くのには全く苦笑。(これもいい手だなあ〜)と思ったりした。規則のようにキスしてもちっとも楽しくも面白くもないもの!
相変わらず、平熱は低く、お酒はおいしく。せっかく5キロもやせ、剃刀でそいだようになったウェストもつかの間の夢と終わった。(これは何かの本で読んだせりふ、なんてすばらしい言いまわしなのかと感動してまさか、自ら使える言葉とは思わなかった!)おなか周りの肉を取り戻すのになんの支障もない・・・
が、「何もしない事は何も起こらないことではない」という体感から、「別に努力するだけが人生でもないなあ〜」と今日はレッスンもなく、昼間からおいしい白ワインを味見する。以前ほど罪悪感がなくなったかもしれない。「ワインテイステイングは朝11時に行うのですよ、舌が一番肥えてる時間だから」という某公使の申し開きとともに、言い訳にもう一つ「箔」がついた!というところか!