南仏 諸々
暑い日本から戻り楽なブリュッセルにいたらだんだん肩が痛くなってきた。日本にいた頃から腰が痛い兆候はあった。飛行機に座っているのがきつい事などなかったのだが困ったと思った。そういう時は正座する。リクライニングが合わないなんてよっぽどの貧乏症だなあ~
ブリュッセルでは家事炊事、試験の息子のお弁当作りまで毎日やった。
かといってほめられたものではない。
なぜならまた途端にママいなくなる!のだからお弁当もらって1週間習慣になってもいいのやら悪いのやら~それでも嬉しそうに持っていってくれる。
エクサンプロヴァンスに出かける電車に乗る。
やはり背もたれの角度が合わないなあ~~
そうこういっているうちに講習会が始まり暑い夏のエックスで汗かきかき坂を上り、街を歩き、レッスンをして夜は仲間たちと楽しくやっているうちに腰痛も肩の痛みも、あれ?どこ行った?ルイサダとのリサイタルまではそれでも気にしていたかもしれないけれどあとは大丈夫。ニコラ家の川で遊んでいるときなどすっかり忘れてた!
あの足場の悪い道や川沿いを気を付けて集中して歩いたのがよかったのかもしれない。
冷房で足元が冷える、などという事とは無縁。そうなると腰も軽いもんだ!
でまたブリュッセルに戻った。
何だか肩が痛いなあ~~
旦那いわく
「だから皆南に行くんじゃないか。ここにいると寒さでリューマチが増えるんだよ」
全く関係ない事だがそういえば宗教ってすべて暖かい土地で生まれた??
ユダヤ教、キリスト教、イスラム教、そして仏教、どの神様も荒地、砂漠、インド,裸に近い姿で修行していても皆ついてこられたよねえ~~
アラスカやフィンランドでは宗教生まれなかった?もともと人類発祥は暖かいところからだし・・・
またまた思いだしたのが夏の縄文展だ。娘道子とそれこそ暑い中上野に見に行った。昔から土器が好きで弥生より縄文が好きで・・・
今回の展覧会では縄文初期のものと後期近くのものが好きだった。それと世界史と比較して各地の土器が展示されていたのが面白かった。ここでもフランス・・などという北の地のものは拙い。日本の青森、山形・・・そのころの気候は温暖だったのだろうか?
逆にモーツアルトもシューベルトもブラームスもシベリウスも皆凍える寒さの雪降るザルツブルグ、ウィーン、空の重さで押し潰れされそうになるというハンブルグ生まれだ。
寒さの中で温かい心を思う・・・
インテルメッツオは砂漠では生まれない・・・・
ま、時代も違うし!
頭の中では何でも想像できる。
2018年8月17日ブリュッセルにて