バッハ


バッハのトリオソナタを仕込んでいる。来年1月21日にオーボエのシェーレンベルガー氏と一緒に演奏する。http://www.t-bunka.jp/sponsership/spo_150121.html
バッハのトリオソナタはフルート2本と通奏低音、あるいは音楽の捧げもののようにフルート、ヴァイオリン、通奏低音と指定されたものの他たくさん存在する。
私自身のレパートリーとしてはあまり普段弾かない曲たちだ。
それだけに新鮮味がある。
今まで知らなかったメロデイー、そして和声の驚くべき遊び心。またバッハの小節感というのは実に自由自在なのだ。3小節のフレーズが4小節にも適応したりする。たとえば彼のソロソナタ1番BWV1001の4楽章プレストがそれに値する。
フーガとなるとあれだけの規則の中でよくぞこれだけの自由さをもって展開するものだとそのひもときの面白い事といったらない!今まで知らなくてよかった、と自慢ではないが無知の恩恵にあずかっている。

一体どれだけたくさんの曲を彼は書いたのだろうか・・・・

音楽が生活そのものなのだ。

全てはそこを中心として回っている。

そして彼の頭の中、心の中に存在する宇宙の大きさ、自在さを思う。

この幸せに感謝する。

              2014年12月ブリュッセル

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